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『Norton Utilities』は、ディスクの修復作業を行う。Photoshopが、やり直しのきく仕様に変更されてから、フィルタやシャープネスをかける“前のファイル”を一時的に保存するという作業は激減した。現在は色調補正のように、試行錯誤を行いながら作業を行わなければならない機能は、ほぼ後戻りのできる仕様に変更されている。 Norton Utilitiesが、Photoshop5.0のように、やり直しのきく仕様であったら、私はNorton Utilitiesを薦めると思う。しかし、ご存知の通り、Norton Utilitiesは一度修復に失敗した場合、最悪の場合は、データがすべて消去されてしまうこともあり得る仕様である。 しかし、Norton Utilitiesを使用することを止めたりはしない。Norton Utilitiesを使用する前に、データを救うことのできるツールを使用すればいいだけである。しかし、書いておくが、Norton Utilitiesを使用してしまうと、『ハードディスクのデータ回復専門業社』もお手上げになる可能性もあるので、Norton Utilitiesを(最後の最後に)使用する場合でも、データが消失した場合、どのような責任を取るべきか…等の覚悟が必要である。 『Data Rescue』は、ディスクに一切手を加えないでデータを救う。 Data Rescueが何を行うかというと、ファイルやフォルダの所在を管理する為にシステムが維持するファイルである「カタログ」を使用し、データの所在やファイル情報(容量、タイプ、ディリクトリ)を復元する。 この特徴がどのように役立つかというと、たとえディスクのドライバが破損してマウントが不可能になっているディスクであろうが、パーティションマップが破損していようが、パスワードプロテクト(データスクランブルは不可)の施されたボリュームであろうが、「カタログ」が破壊されていない限り、ディスクの中の位置情報を取得し、必要なデータの抽出が行える。
『DiskWarrior』は、プレビューで確認後、ディレクトリを修復する。DiskWarriorは、ディレクトリエラーの修復を行う目的で存在する。ディレクトリエラーは、ディスク上で最も頻繁に発生する問題である。Norton Utilitiesを使用する場合でも、ほぼこのエラーの解消に使用している。このエラーを解消することにより、マスターディレクトリブロック、置き換えマスターブロック(HFS)、ボリュームヘッダ、置き換えボリュームヘッダ(HFS Plus)、ボリュームビットマップ、カタログツリー、エクステンツツリーの問題が解消される。 では、Norton Utilitiesの機能限定版ではないのか?ということになるが、Norton Utilitiesのように直接ディスクにパッチを当てる前に、プレビューにて確認することができるのである。具体的に書くと、DiskWarriorでディレクトリを再構築すると、再構築後のHDがディスクトップの上に表示され、実際にそのディスクを開いたり、そのディスク内の書類を開いたり、プログラムを立ち上げることもできるのである。再構築前のHDも表示されているので、再構築前と後とを比べることもできる。再構築されたHDから、他のHDへ重要なデータをコピーすれば、ディスクに一切手を加えずにデータの抽出を行えたということになる。データを救ったということになるのである。 ディレクトリ情報(目次)が破損すると、見た目データが消失したように見えるが、ディレクトリが破損しただけで、実際データは存在するかもしれない。もしも、データが消失してしまった場合、DiskWarriorは、神様的存在になるはずである。 『結局はバックアップ』が一番重要。
バックアップが存在しておらず、このページに書かれたことを実行することになったら、実行する順番も重要だと思う。
『ハードディスクのデータ回復専門業社』に依頼するのであれば、HDに手を加えるタイプのユーティリティは避けた方がいい。 最後に、Norton Utilitiesは、最新バージョンを使用すること。 (990825) |
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