◆怪文書到着報告

 インターネットは危険である。という『思い込み』に対して、説得力のある反論を行う為には、インターネットのネガティブな部分を示し、『免疫』を付けてもらうのが、一番手っ取り早いのではないか…と考え、私の所へ送られてきた『デマウイルス』チェーンメールを紹介したいと思う。
 送られてきた原文状態で公開する。
 
このメールを掲載することによって、テキスト部分を選択し、チェーンメール化することも可能であるが、止めておくことをお勧めする。この文章を作成した人間が、自己満足を得ることができるだけだからである。
 大袈裟かもしれないが、このような行為は、物理学を原爆開発に利用した一部の物理学者と同等の間違いを犯した行為であり、全く馬鹿げた行為であるということを頭に置いてから読んでもらいたい。世界を変えつつあるインターネット技術を有益に利用していないという面では同じであるということである。

 まず、デマかを見破る方法を紹介する。

◆ デマかを見破る方法 ◆

 ・どのような機種のどのようなOSが感染するか書かれていない。
 ・多くの人へメールで知らせてほしいなどと書かれている。
 ・テキストに添付されているファイルを開いてはならないと書いていない。

 上記の『◆ デマかを見破る方法 ◆』を頭に置いて読んでいただきたい。

◆怪文書の内容

重要警告
もし、"JOIN THE CREW"というタイトルのE-Mailを受け取ったら、絶対に開かないで下さい。もし開いてしまうと、ハードディスクの全てが消えてしまいます。
この文書をできるだけ多くの人に送ってください。
これは新種のウィルスであり、知らない人がたくさんいます。
この情報は今朝、IBMから手に入れました.
この情報をインターネットにアクセスする人に知らせてあげて下さい。
また、もし"PENPAL GREETING!" というタイトルのE-Mailを受け取ったら、絶対読まずに削除して下さい。
この文書は全てのインタネットユーザーへの警告です。 ”PENPAL GREETING!”というタイトルのE-MAilメッセージにより、インターネット全体に広がる危険なウィルスが存在ワす。
”PENPAL GREETING!”というタイトルのメッセージはくれぐれも絶対にダウンロードしないで下さい。
このメッセージは、ペンパルに興味があるか尋ねてくるフレンドリーなメッセージに見えます。
しかしこのメッセージを読んでいるその時には、もう手遅れになっています。
この”トロイの木馬”ウィルスはすでにハードディスクのブートセクタに感染し、中の全てのデータを破壊し始めています。このウィルスは自己増殖型ウィルスです。
いったん読まれてしまえば、あなたのメールボックスにある誰かのアドレスに自動的に送られてしまいます。
もしこのウィルスをネットワークに回し続けてしまえば、全世界規模のコンピューターネットワークに多大な損害を与えるといった危険性が生まれてしまいます。
”PENPAL GREETING!”というタイトルのメッセージを見つけたらすぐに削除して下さい 。
友達、親戚、ニュースグループを読んでいる人、メールリストに載っている全ての人にこの文書を回し、この危険なウィルス等に損害を与えないようにして下さい。
このウィルスをとめるためにあなたの知っているすべての人にこの文書を送って下さい 。
友達がその友達に送り続けましょう。
警告
この2,3日で新種のウィルスがネット上に現れました。
”Returned or Unable to Deliver”と書いてあメールは、いかなるものも開いたり見ないで下さい。
このウィルスは、コンピュータコンポートネントに取りつきこれらを使えなくしてしまいます。
上記のように書いてあるメール項目は、いかなるものもすぐに開かずに削除して下さい。
AOLによると、このウィルスは危険である上、現在治療法がないそうです。気を付けて下さい。そしてあなたのオンラインフレンドにできるだけ早く知らせてください。
この文書をできるだけ早く回して下さい。

◆テキストメールを読み込むと感染するか?

 テキストメールを読み込んで感染させるウイルスを作成するのは、理論的には可能である(…らしい)。しかし、現在では、そのようなウイルスの感染報告は皆無である。
 何故か…であるが、感染力が非常に弱いのである。特殊な環境、そして特殊な条件がいくつも重なり、はじめてテキストメールオープン時にファイルを自動的に実行する実行型ファイルにすることができるのである。
 コンピュータウイルスを作成したプログラマは、感染するコンピュータが増え、巷で騒がれないと満足しない。ウイルス作成者は、ウイルスに感染したユーザーが騒ぎだし、自分の技術力を確認する為にウイルスを作成するからである。
 したがって、感染力の強いファイルを作成する思考へ働くのである。そのようなウイルスを作ろうと考えないという面、そして、ウイルスが感染する環境が存在しないという面が重なり、現在まで感染したという報告が無いのである。
 結論を書くと、
現在は感染しないと言われている

◆ウイルス情報サイト

◆チェーンメールは、行ってはならない

 まず、メールは自己責任で使用するのが原則である。自分の所へ送られてきたメールが本当なのかを確認せずにメールを送ること自体が、無責任な行為ということになる。
 確認をしたからといって、“できるだけ多くの人に知らせてほしい”という文章を載せることにより、送られた側は、再び事実かどうかを確認しなければならなくなる。送られた側に負担をかけることになる。
 情報の所在を明確にしてメールを送ることも可能である。例えば、情報源のアドレスを書き込む等である。その場合、情報源は、信頼できるものでなければならない。
 しかし、チェーンメールを送っていいかというと、送ってはならない。チェーンメールは、いつ終了するかを考えてほしい。情報に価値がなくなっても、ネットワーク内を流れつづける可能性が大きいのである。
 又、ネットワークは、多くの人が使うことにより、負荷がかかるということを忘れてはならない。価値の無くなった情報や送られる側に必要の無い情報もネットワークに負荷をかける。これは無用な負荷である。

 最後に書かせていただくが、チェーンメールを送った方が『コラムで取り上げた内容』を知らない場合が多いのではないか…と考え、このコラムをアップする決意を固めた。メールを送った方は、善意である可能性もあるのである。
 このメールを送って下さった方には悪意は無いようである。悪意があるのは、メールを最初に送ったメール作成者である。

(991213)


Copyrignt (c) 1999 NOBUO KONDOU, All rights reserved.