級数・字詰・行間

●版面を構成する級数・字詰・行間は、読者対象(年齢層等)や原稿内容、
 原稿量によって異なる。
●読者対象や原稿内容に合わせて、各判型ごとに組み体裁を決める。
●読みやすさを第一に考える。

組み体裁の基本ルール

1.書籍・雑誌の本文は、10〜14級が標準である。
2.字詰は、級数、判型に合わせて決める。
3.行間は、字詰によって異なる。
  使用文字の半角(2分、1/2em)から全角アキが標準である。
4.1行の字詰が長ければ行間を広くし、短ければ狭くする。
5.大きな級数や字面が大きい文字は、行間を広めにし、小さい場合は狭くする。

読者対象や原稿内容に合わせて、各判型ごとに組み体裁を決めること。

「仮想ボディ」とは?

活字は、鉛のボディ(文字はその内側)でつくられているが、写植の字母には活字のようなボディは存在しない。そこで、“各級数の基本の大きさを表わす”為に、便宜上、仮の文字枠が必要になった。これを「仮想ボディ」と呼んでいる。

左図が、鉛の活字である。
下図が、活字のボディ。写植では、物理的なボディは存在しないので、文字の大きさを表す上で、仮想ボディという概念が必要になった。

下図は、活字の字面の拡大であるが、写植の場合は、谷が仮想ボディということになる。

大きさ

字面 
斜面 


字間・行間の指定方法

●字間や行間をベタより空けて組む場合、指定の方法に次の2つがある。

  1. 送り指定…文字の中心から中心までの長さ。
    …「24歯送り」や「行送り24歯」と指定する。
  2. アキ指定…仮想ボディと仮想ボディの間の長さ。
    …「6歯アキ」や「2分アキ」と指定する。

  例)24級で20字詰、行間のアキを1/3emで組みたい場合、
    次のようないくつかの指定方法がある。

  1. 24級、20字詰、行間8歯アキ。
  2. 24級、20字詰、行送り32歯。
  3. 24級、20字詰、行間3分アキ。

  注)3の方法は、この場合24/3=8と割り切れるが、
    20級のような場合は割り切れない。
    厳密な指定が要求される場合は、1か2がよい。

「大がな」と「小がな」

文字の字面の大きさは、書体によって異なるが、同じ書体でも、大がなと小がなの2種類あるものが存在する。このような書体は、用途によって使い分ける。

    現在PSフォント、TTフォントは、1999年8月17日現在「小がな」は、存在しない。しかし、モリサワでは、リュウミンかなファミリーKS6書体を(かなもじパック 仮称)として、夏以降発売すると告知している。このKSシリーズは、リュウミンシリーズの「小がな」である。


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