分離禁止処理

 日本語には、行末と行頭の2行にまたがると組み体裁上好ましくない文字が存在する。これらの文字を分離禁止文字という。
 これらの文字を調整し、分離されないようにする手段や処理方法を、分離禁止処理という。

分離禁止処理の基本ルール

1.禁止文字を含む行に約物がある場合

  • 約物間を詰めて他を同行に追い込む。

2.禁止文字を含む行に約物がない場合

  • 字間を1歯単位で空け、禁止文字を次行に追い出す。
  • 字間を1歯単位で詰め、他を同行に追い込む。

3.同一行内に約物が多数存在する場合は、パーレンやカッコで詰めて、
  マルやピリオドでは詰めない。

4.同一行内に“起こし”と“受け”の約物が存在する場合は、
  前後のアキが等しくなるように詰める。

5.字詰が短く、1歯単位での字間のアケ・ツメで処理できない場合は、
  2〜3歯単位で空けたり詰めたりする。しかし、好ましい方法ではない。

6.行末に約物がある場合、禁則処理により約物の位置が他の行とずれることがある。
  この場合は、全角どりか半角どりかのどちらかに統一して、行末を揃える。

1冊の本を通して処理の方法を一貫させる。

分離禁止文字の字種とその説明

約物 組合わせ数字 小数点の前後 記号類 連数字


c
c
(リーダー)

d
d
(リーダー)



(ダッシュ)



……
(リーダー)

‥‥
(リーダー)

──
(ダッシュ)

(01)
(02)
(03)
(04)
(05)
(06)
96.58
3.14
kg
mm
No.
$

86,000人
9億7,000万人

分離禁止について

 読みやすさ第一に考えて組版作業を行うと、2行にまたがったある文字に対して、非常に読みにくさを感じる場合がある。同一の行に入るべき文字が、2行にまたがって組まれることを“文字が分離する”という。
 
文字が分離することにより、本来伝えるべき意味が伝わらない恐れもあり、組み体裁もよくない。これらの文字類を分離禁止文字といい、原則として同一行に組む。

好ましくない例

リーダー罫その1

リーダー罫その2

リーダー罫その3

組合わせ数字

小数点の前後

記号類

連数字

さらに詳しい説明(具体例)

 さらに詳しい説明は、このページ最上部の“具体例を見る”より見ることができます。是非ご覧下さい。


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