ネームの組版

 「ネーム」、「キャプション」、「絵解き」等のような、図版や写真に添える説明文にも一定のルールが必要である。読者が読みやすい組版を行うには、以下の点を注意する必要がある。

  1. ネームの書体、大きさ
  2. 図版とネーム間のアキ、複数行の場合の行間
  3. 以上のルールは一冊の本に対して統一する

ネーム組版の基本ルール

1.ネームに使用する書体、級数、図版とネーム間のアキは、
  1冊の本を通して統一する。
2.ネームの文字の級数は、本文より1〜2段階小さいもの
を使用する。
3.図版とネーム間のアキは以下の数値が理想的である。
  2mmを基準とし、1.5mm〜3mm。
4.複数行のネームの行間は、1/2em〜1/4emアキ程度にする。
  ここで注意しなければならないのは、
  図版とネーム間のアキよりも行間を広く取ってはならない。
5.字数が少ない場合は、字間をあけて組む。
6.ネームは、左揃え、右揃え、中央揃えのいずれでもかまわないが、
  一行の場合は中央揃えで組む場合が多い。
7.図版の横にネームを入れる場合は、図の右側に付ける。
  これは奇数、偶数ページ共に共通である。
8.図版と本文とのアキは、以下のように組むのが理想的である。

  1. 本文級数の全角〜全角半アキにする。
  2. 本文の行間と同等、または広く取る。
    しかし、そのアキは、最大本文行間の1.5倍以下にする。

    普通は1の方法を取り、それが不可能である場合は2の組み方を使用する。



写植でいう1〜2段階というのは、1級〜2級という意味ではない。

級数表     単位=級
7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
18 20 24 28 32 38 44 50 56 62
70 80 90 100 120 140

 写植の場合、上記のような段階形式による級数に固定されている。DTPの場合はなるべく近い数値を指定することになるが、写植の固定された数値にこだわる必要は無い。
 写植の場合は、写植機に依存された級数しか打つことができなかったという理由から段階形式に固定されているのである。
 だが、
写植のルールを使用すれば“読者が感じる違和感を少なくすることが可能である”し“組み方を統一するという面で効率がよい”ということは重要である。

1冊の本を通し、組み方を統一する。

図版とネームの詳細説明図

縦組の場合
 

 

本文

 

 

  

 

 

図版
ネーム間
のアキ

図版
本文間
のアキ

横組の場合
本文↓
 

 

図版
本文間
のアキ

図版
ネーム間
のアキ


ネーム
本文間
のアキ

さらに詳しい説明は、「具体例を見る」にて見ることができます。


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